実話で幽霊も何も出ない上に、どこが怖いのか説明できない話

先週親戚の集まりがあって、ちょっとした会食の後で解散になった
会場だった親戚の家が駅まで遠かったので、親戚のおばさんが車で駅まで送ってくれる事になった

車の中には親戚のおばさん(運転席)、俺(助手席)、別の親戚の20代男性(後部座席)の三人
おばさんはそこそこ気さくだけど、後ろの男性は明らかなオタクで会食の時もほとんど無言を通していた
おばさんが俺と後ろ男に話を振って、俺が答える、後ろ男は無言で車は駅に向かっていた
そろそろ駅というところで、車のBGMで不思議ロリ系の女の子の歌がかかった
「ハートふわふわ 心わくわく お星さまが〜」的な感じの歌詞で、捉え所のないふわふわしたロリボイスの歌
そしたらさっきまで何もしゃべらなかった後ろ男がいきなり喋り始めた

後ろ男「これってプリキュアじゃないですかね」(唐突すぎてビクッとなった)
おばさん「これは〜・・・昭和の歌で、〇〇っていう」(正直これも違うと思う。昭和って感じじゃないロリボイスだった)
後ろ男「プリキュアだと思うな〜。聞いたことないけど、プリキュアだと思うな〜」(誰に言うでもなく独り言風)
おばさんと俺「・・・」
後ろ男「あとでスマホで調べてみるかな。プリキュアだと思うな。あとでスマホで調べてみよっと」(なぜ今調べないのかは不明)

後ろ男が「プリキュア、スマホ、あとで調べる」の3単語を10セットほど繰り返しているうちに駅についた
誰に語り掛けるわけでもない後ろ男のうつろな独り言がとにかく怖くて、こんな人もいるんだなと思った
幽霊も出てこないし不思議な話でもないけど、こんなにゾッとした経験はない
つまらない話だし全然まとまってなくてすまん