夢だと思う。
山を登る列車にのっていた。斜陽が差し込んで、他にも人が乗っている。
箱根かどこかの気がした。自分は、理由はわからないが焦っている。

日が暮れる前に山を越えなくてはいけない。早くつけ、早くつけと。
すげえどきどきしてんの。

でも、電車はぜんぜん山を越えてくれなくて、
しかも、乗り換え途中っぽい場所が終点になっていて、おいされてしまった。
もうだいぶ暗くなってる。こんな中山なんて登るなんて冗談じゃない。
しかたなく駅舎をでて宿泊場所を探すことした。駅の外はなんというか、強羅みたいな感じのとこ。
ほどよく、家とかそれっぽい建物がある。なぜか、ちょっとだけ雪が積もっている。

しばらく歩くと、古民家風の民宿をみつけた。
ありがてぇ、と思っていると、宿の人らしき人がでてきた。小柄なおばあちゃん。
泊めてくださいってお願いしようとして近づいたら、すげぇ怖い顔になって
おい、ここはお前の来るとこじゃない。急いで帰れ!って怒鳴られた。