教師を辞める事になった。
理由は私が中学生になった頃に知ったので、後程書いておきますね。

悲しくて仕方なかったが、最後は笑顔で送りたいって生徒皆で話し、帰りの会(最後の授業終わりに先生や生徒が、1日を振り返った話をする)でさよなら会をしようとなった。

紙で作った花束や、黒板びっしりと書いたメッセージ。
先生は喜びと悲しみが入り混じった表情を浮かべ泣いてた。
1人1人に感謝と思いを伝えてた。
私には「人を叩いてはダメよ。これからも良い子で居て。そんなカズ君が先生は好きよ。」と頭を撫でて、私の目線に合わせて言った。

それから4年生の始め。担任が変わった。
本当に居なくなったんだ。とここで実感する馬鹿な私。
落胆と言うのかな?本当学校に行きたくなくなった。授業だって受けなくなった。宿題だって一切出さなくなった。
完全に問題児。
変わった担任だって、何かあったらすぐに私を呼び出してた。

そんな問題児化した私に困り果てた先生は前任の先生(お別れした先生)を呼び出した。

私を見つけて悲しげで、でも嬉しそうで。難しい表情をしてた。
「また会えたね。先生じゃないけど、お話しましょう」といつもみたいに私の手を握り優しく話してた。
その時に不思議と変な感覚を覚えた。
こう、なんて言うんだろ。気持ちは嬉しく、とても落ち着くのに、胸をギュウっと握られる感覚。
先生の優しい声と優しい表情を見てると、涙を流した先生がフラッシュバックし、私が泣いてしまった。

このままダラダラ書いてたら思い出話みたいになっちゃうから次は飛ばして事の発端から書いてくよ。