金城武出演の台湾映画「トラブルメーカー」
堂々と金城武出演と銘打たれるが全体の三分の一も出てないし、脇も脇役
この時点で広告詐欺だが、内容も実質上の主役である冴えない中年男であるン・マンタが全盲の路上の花売りである美しい女の子に一目惚れして目の手術代のために優勝賞金目当てで格闘大会に出場するってのが大まかな骨格
ラスト、大金を手にした中年男が手術代を渡すも、一文無しになり、空き缶拾いみたいな半ばホームレスにまで成り下がる
時は流れ数年後、相変わらずホームレスのままの中年男は小綺麗なフラワーショップで勤務する、かつての全盲の女の子とバッタリ出くわす
すっかり目も見えるようになり、手術代を肩代わりしてくれたかつての中年男と気付く
涙ながらにお礼を言うも、その女の子はすでに結婚していて夫もいて、中年男は金を渡したのは自分じゃないと否定して独り寂しく店から立ち去るってラストだけど、感動するってよりなんか後味が悪いなーと思った
元ネタは言うまでもなくチャップリンだけど、中年男が単に哀れなだけのラストだからな
ちなみに金城武はこの主軸には全く関係ない役どころで出ても出なくてもどうでも良い役柄でした(ちゃっかり主題歌は金城だったけど)