神道「障害者は穢れ!」 仏教「障害者は前世の悪行の報い!」 日本人「弱者は叩かなアカンな」 これが現代でも続いてるってマジ!?  


日本の障害者の歴史

1.神話・民間伝説

 日本の障害者は、歴史のはじまりと共に現われます。日本で一番古い書物の「古事記」によれば、日本で最初の男神、
女神、聖書にたとえればアダムとイヴに当るイザナミ、イザナギ二神の間に生まれた最初の子が、どうも未熟児の
CPだったらしいのです。3歳になっても体がグニャグニャなので、ヒルコと名付けられます。水田などに住んで人
や動物の血を吸うヒルです。このヒルコは葦の船に乗せられて海に流されて、歴史の上からは姿を消してしまいます。

 3.中世

 ヨーロッパでいう中世に当たるのが日本にあったとして、ここでは鎌倉時代・室町時代を対象とすることにします。
武士による政権が鎌倉と京都の室町にあったところからそう呼ばれるのです。仏教が貴族の間から庶民にまで広く広
がって行き、人々の考えの中心を支配するまでに浸透して行った時代です。

 この仏教思想の中で障害者に最も影響を与えたのは、因果応報の理念でしょう。悪い原因を作れば、
必ず悪い結果がもたらされる、という科学的なとも評価出来る理念なのです。悪いことの種子を播かぬように……、
との戒めの意味で使われるならよいのですが現れている事柄から逆に、結果においてどんなにか悪い事をしたに違いない、
という評価を与えて、その人を責める結果を招いたのです。それもその人の生まれる前の責任まで問われるのですから、
たまったものではありません。しかも、形の異ったものを好まない傾向が強まって、普通でないものは劣悪なものだ、
とする障害者観が結びついていくのですから障害者やその家族は実に肩身の狭い思いで生きて行かねばなりませんでした。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r054/r054_002.html