ジェンダーへの憎悪も審議されましたが、国家が関わることでもないし、少数の大きなおかしな声に惑わされるのは愚かなことで、男女は現状、自然的高度に愛和共栄しているではないか、あったとしてもくだらない愚痴や遊びではないかという意見が勝利し、却下されました。
むしろ、女性専用車両やレディスデーなどが、女性の社会進出によって真の女性活躍が進むことにより女性に意識変化が生じ、新フェミニスト団体から女性差別であると抗議されて廃止に追いやられました。
性的少数者に関しても、既存の男女共和の価値観をも拡大的な憎悪から破壊することや、異性を憎悪攻撃するような声は色々あって顧みられなくなり、モラルのある当事者からはそっとしておいて欲しいという声が勝り、鳴りをひそめました。
性的少数者が同性婚によって子孫を作ることに関しては、男性同士はともかく、女性同士だとⅩ染色体から女児しか作れないことが大問題になったのと、人格権の解釈で父の愛・母の愛の享受という概念が生まれ、色々あって法的に禁止されるまでの数十年間、
一代程度は同性愛婚により子供が生まれ、レーベンスボルンよろしく、その子孫たちは苛まれたり、差別に遭ったりして社会問題になりました。親が子孫を望むことよりも、この人格権が優先される判決が下り、人類の新たな倫理が形成される歴史的訴訟と瞬間がありました。
同性愛は、養子を取ることを除けば、一代限りであることが確定しました。
仲の良い兄弟や姉妹や双子が、同性愛者ではないかと誤解を受けおかしな目で見られることへの反感というものが反動的に生まれ、同性愛を創作で描くことについてもかなり議論があり、意識変化がありました。
トランスジェンダーに関してはずいぶん認められましたし、曖昧な性別意識（Q）についてはそもそも普通のことになりました。
バイセクシャルは、同性の浮気も離婚事由として認められるようにもちろんなりました。