下品な人たちが多数存在する世界、今まで何のこっちゃと思っていたけれど、俺も今朝、とうとう遂に見たかもしれない。

家にいて、NHKテレビをつけたら、女の人たちの社交クラブのようなものが放送されていた。
調度品や内装はキャバクラみたいな雰囲気なのだが、男性はいなくて、若い女の人たちがお酒を飲む部屋みたいな。
どこにでもいるような一般の女の人たちだし、何かただちに、服を着ていないとかはだけているとかそういうおかしなこともなく、意外と全然普通。
アンニュイ感のある女子がおらず、ちょっと興奮しやすい陽気な女の人ばかりということもあるが、それ自体も元来は何の問題もないでしょ。
ただし、ずっと意味不明なことを言っている。日本語として聞き取れるし、字幕まで付いているのだが、脈絡が不明で、いったいなんの話?

そうしたら、画面中心に主役として映し出されている仲よさそうな女子二人のうちの一方が、
突如、霊媒に憑依したかのように人格が豹変し、悪魔祓いの映画みたいに、まったく言葉として聞き取れない、謎の言語を数秒間しゃべった。宇宙人の言語?
ちゃんと、字幕の方でもその部分は、人間が何か訳の分からないことを言ったときの字幕表現、5ちゃんのコピペでもあるような記号の羅列になって、茶化しアクションが入った。
で、二人ともはっとして、瞬時に意気投合というか目を見合わせるというかで、固まりまではしないものの理性のかけらを取り戻し、
「えー何今のは」「今のはちょっと…」みたいな感じで、またはしゃいで笑い始めた。
その感も、周囲では女の人たちが、何か演説風に(たとえば、「○○っていうのはねええええ!」みたいな感じのこと)意味不明なことを語る人、その他その他、
酔っぱらって、人格豹変まではしないものの、ちょっと興奮してギャーーーっと、チョンみたいになって管を巻いてる人だらけ。
あと、本当に酔っぱらってたのかどうかは分からない。そう判断しただけで、周囲にはお酒の影も、飲んでる人もおらず。

そんなテレビに十数秒間見入っていたら、お母さんにテレビを消された(笑)