10年以上前に2ちゃんねるで読んだ話
もう一度よみたいけど、見つけられない。

投稿者は中学生の頃ヤクザの娘と仲良くなって、頻繁にその子の家で組の若い衆を交えて麻雀で遊ぶようになった。
(若い衆は意外と気さくで投稿者達には優しかったらしい。)

投稿者の母はヤクザの家に入浸りな娘を心配して投稿者を迎えにきたが、
反抗期ゆえに母親に「帰れ!」と追い返してしまう。

母親はその帰り事故で亡くなってしまい、兄弟には「お前のせいでお母さんが死んだんだ!」となじられ、父は苦労して家族を養うも、母が亡くなった悲しみとギスギスした雰囲気でつらい日々を送った。
ヤクザの娘とは自然に疎遠になった。

投稿者が成人してある日、脳の病気にかかかり、意識を失う。
手術して目が覚めたら

母が生きてた

混乱する投稿者。
母は当たり前のようにそこにいて、家族も母親の存在を普通に受け入れている。誰に聞いても母はずっと存命してたという。
家族は投稿者が術後で頭が混乱しているだけだろうと言う。
(さすがに母本人に「お母さん死んでなかったの?」とは言えなかったらしい)

病気の影響で投稿者の記憶がおかしくなったというのが現実的だが、
母が亡くなったあとの悲しい記憶や家庭内の重苦しい雰囲気が生々しいくて偽りだとは思えないと。

ヤクザの娘との関係も変化していて、 同級生に聞くと、投稿者とその子は友人ですらない顔見知り程度の間柄だったと言う。

でも、投稿者は麻雀のルールを知っており、自分の人生を振り返った時麻雀を知る機会はあのヤクザの家で教わった時以外ない。母が生きているのは嬉しいが、この記憶は何なんだろ、と。