「ロンドンは東京と同じように忙しい街だと思っていたんですが、本当に働かない(苦笑)。
仕事は遅い、ミスは多い、メールの返信はない、5時には帰る…。驚くことの連続でした。
最初はイライラすることが多かったんですが、しばらくすると、東京とどっちが健全な
社会なのかなと感じるようになった。私的な時間を充実させるために仕事をする、という
優先順位がはっきり伝わってきて、不便だけど、健全なのはこっちかなと考えさせられました」

助け合いの精神が人々の間に根付いている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00010007-spht-ent

(※続く)「ロンドンの地下鉄は、バリアフリー的には日本よりひどいんです。エレベーターが
ある駅の方が少ない。ところが、ベビーカーのお母さんも普通に出掛けて地下鉄に
乗ろうとする。それは、階段の上で待っていると誰かがベビーカーを抱えて下りてくれるから。
人の助けというのがインフラに組み込まれているんですね」

対して日本は。

「自分でできない人間が、手伝ってくれることを前提に出掛けたら
日本ではバッシングを受けますよね。バリアフリーに関して、
東京は世界でもトップクラスだと思いますが、
人が手伝ってくれる割合というのはワーストに近い。
それは不親切だから手伝ってくれないのじゃなく、慣れていないから、
どうしたらいいのか分からない、というのが大きいのかなと思いますね」