955 本当にあった怖い名無し[] 2018/02/22(木) 14:48:34.24 ID:IJCjC0C80
それからはまあ、洗濯物は人が居る時に干して日中人が居ないときはカーテンを閉めて生活していたんです。

その日は私が体調崩してて、人が居るし大丈夫だろうと思って洗濯物を干してカーテンを開けて休んでたんです。
熱もそこまでなかったし、ひたすらにしんどいだけだったのでぼんやりごろごろ布団に横になっていました。
スマホ弄っていたり、読みかけの本を読んでいたりしてて、時間を潰していたのですが、不意にふっと部屋が暗くなっておや?と思いました。
日当たりはあんまり悪くないので、その日は部屋の電気を消して窓から入る光で日中は過ごそうと思っていたのですが、急に暗くなったので曇ったのかなー?と思って顔を上げたんですが。

その、窓に人がいました。

人がいましたっていっても、顔は洗濯物に隠れてて見えなかったんです。服はぐちゃっとした汚い寝間着を着ていました。多分女。

手のひらをべたっと窓にくっつけて、かろうじて見える口元から吐く息で窓が白く曇っていたのがすごく印象的だったのを覚えています。
目は洗濯もので隠れていて見えないのに、ずっとこっちを見ているのが顔の角度と視線でわかりました。

声も出ないまま硬直していると、向こうがゆっくりゆらゆら揺れ始めて、窓をたたき出しながら何か大声で喚きだしました。
半分ぐらいは罵倒だったと思います。
興奮状態の酔っ払いみたいな大げさな動きで、ひたすら要領の得ない叫び声をあげながら窓が揺れるほど叩かれていました。
ぴしっと窓にひびが入った瞬間、ようやっと悲鳴を上げて逃げようとして。

そんなところで目が覚めました、スマホを握りながら寝落ちしたんだと思います。
凄くほっとしました。妙にリアルで怖い夢だったなーと思って窓を見たら、窓に夢と同じ場所にひびが入っていました。
洗濯物を干したときにはなかったのに、寒暖差とかで割れたんでしょうか?それとも本当にあの女がそこにいたんでしょうか。

彼氏に相談してみたのですが、一蹴されて終わりました。

今でもあれが夢だったのか、自信がないです。