およそこの世において、
恨みは恨みによって静まることはないであろう。
恨みを捨ててこそ静まる。
これは不変の真理である。

何者の業も滅びることはない。
それは必ずもどってきて、業をつくった主がそれを受ける。
愚者は罪を犯して、来世にあってはその身に苦しみを受ける。

人がもし善または悪の行いをなすならば、
かれは自分のした一つ一つの業の相続者となる。
実に業は滅びないからである。
もしも汝が苦しみを恐れるならば、
もし汝が苦しみを嫌うならば、あらわにも、あるいは秘密にでも、悪い行いをなすな。
(ブッダ)