>>546
今時はそう思っても仕方ないけれど、大昔の日本ではその日、祖先の為に織った布を献げる風習が有ったの
そして、祖先の霊が降りて来る依り代とされたのが笹竹
それは今では本当に限られた、千年を跨ぐ古き家の古きものたちしか覚えていないことね

その風習と、機織りという技芸に秀でた神女に手芸の上達を願う「乞巧奠」の祭礼が混同された上に、
織女と牽牛の伝説が殊の外広まってしまった所為で、いつの間にか本来の風習がほぼ忘れられた

ただ、朧気な言葉にすらならない記憶として、笹が先祖の依り代であることだけは残っているので、
多くの日本人が未だに笹の葉に願い事を書いた短冊を吊すの

一見無意味なことにも実は大きな意味がある、そんなことは結構有るのよ