両被告の暴行は代わる代わる繰り返され、少なくとも計50〜60回の暴行があったと検察は指摘。同席者は、糸岡さんが鍋の中身をぶちまけられたり、鍋で頭を殴られる様子も見たという。
この間、糸岡さんは抵抗せず、殴られるがままだった。
暴行は制止しようとした同席者らにも加えられたという。
「なんでワシが殴られるんや」。
手に負えないと判断した同席者らは1人、また1人と店を出た。
日付も変わった22日午前1時ごろ、同席者の1人が慌てて店を出た際、体をぶつけ入り口のドアガラスが割れた。
その音で近隣店舗が騒ぎに気付き、草津署に通報。
署員が駆けつけると、糸岡さんが血まみれで正座し、朦朧(もうろう)としていたという。