0085本当にあった怖い名無し垢版2018/01/13(土) 02:04:44.09ID:wSfn+lBq0 私は根暗だ。 どうしようもない程の根暗だ。 でも、私の彼女は雨雲の切れ間から顔を出した太陽のように明るく、優しさで私の水溜りのような心を暖めてくれる。 いつも私を柔らかく抱き、思い出すのはあの初夏の高揚感。 あの日、君は教えてくれた。 君の本当の気持ちを教えてくれた。 私は彼女の頬を撫でる、光に飢えた月のように。 本当の君を私は知っている。 君も同じ月だと言う事を。 たとえ同じ月だとしても、私は君から離れない。 そう、私は根暗だ。