犬「渡るの!?これ、渡るの!?ねぇ!信号!信号渡る!?」 
飼い主「あぁ、渡るよ」 
犬「本当!?大丈夫なの!?赤じゃない!?」 
飼い主「あぁ、青だから大丈夫だよ」 
犬「そうかぁ!僕犬だから!犬だから色わかんないから!」 
飼い主「そうだね。わからないね」 
犬「うん!でも青なんだ!そうなんだぁ!じゃぁ渡っていいんだよね!」 
飼い主「そうだよ。渡っていいんだよ」 
犬「よかったぁ!じゃぁ渡ろうね!信号渡ろう!」 
飼い主「うん、渡ろうね」 
犬「あぁ!信号青だから信号渡れるね!ね、ご主人様!」 
飼い主「うん。前見てていいよ」 
犬「あぁーご主人様と僕は今信号を渡っているよー!気をつけようねぇー!」 


犬「眠るの!?僕、眠るの!?ねぇ!今!ここで眠る!?」 
飼い主「あぁ、眠るよ」 
犬「本当!?大丈夫なの!?ただ疲れただけじゃない!?」 
飼い主「あぁ、15年も生きたから大丈夫だよ」 
犬「そうかぁ!僕犬だから!犬だから歳わかんないから!」 
飼い主「そうだね。わからないね」 
犬「うん!でも15年も生きたんだ!そうなんだぁ!じゃぁ眠っていいんだよね!」 
飼い主「そうだよ。いいんだよ」 
犬「よかったぁ!じゃぁ眠ろうね!穏やかに眠ろう!」 
飼い主「うん、眠ろうね」 
犬「あぁ!15歳だから大往生だね!ね、ご主人様!」 
飼い主「うん。静かに眠っていいよ」 
犬「あぁーご主人様は今ぼろぼろ泣いているよー!笑って見送って欲しいよー!
     今までありがとねぇー!」