1971年、ルイジアナ州バトンルージュにて看護師を強姦した疑いでとある男性が逮捕された。
その男性の名はウィルバート・ジョーンズ。
実はこのウィルバート・ジョーンズは犯人でないにも関わらず45年間も刑務所に投獄されていたのだ。

当時19歳だったウィルバート・ジョーンズは逮捕された際に強く潔白を主張。
一方、被害者女性は複数の容疑者男性候補の中からジョーンズを指さし「この人が一番似ている」と言ったものの直接見た際は
「犯人はこの人より背が高く声も高かった」と証言。

事件発生後に被害者の証言と一致する男性が誘拐強盗の疑いで逮捕された。
しかし、ジョーンズが犯人だという確かな証拠がなく、被害者女性も犯人と違う点があると証言しているにもかかわらず、裁判所は強盗犯ではなくジョーンズを犯人として断定してしまったのだ。

ジョーンズは1974年の裁判の有罪判決後に逮捕されてから45年間の歳月、常に自分の無実を主張してきた。
服役中の人を助ける団体「イノセンスプロジェクト(Innocence Project)」の支援のお陰でようやく潔白を証明することが出来た。