数年前、アンビリバボーで見た話がめちゃくちゃ後味悪かった。

話の内容としては、とある男の子の誕生会がきっかけで全米中に広がった誕生日プ/レゼ/ントの環みたいな感じで一応感動ものに分類される話。
男の子は小学校に入学したばかり。
自分の誕生会にクラス全員に招待状を渡した(詳しく言うと、招待状は一旦担任に預けられて担任が配っていた)。
でも、待てども待てども一向に友達が来ない。
それもそのはず。男の子は自○症で友達とコミュニケーションが取れず、クラスで浮いていたからだ。
これに嘆いた母親がFBで愚痴ったところ、FBを見ていた母親の友達親子、近所の子供たちが男の子にプ/レゼ.ントを渡しに来たのだ。
そこからどんどん男の子のためにプレ/ゼントを渡そうと、母親のFBのフォロワーを中心に男の子にサプライズやらプレゼ/ントをする活動が広がった。
最終的にはなんと、警察か消防か忘れたが乗り物好きな男の子のためにヘリに乗せちゃうくらいに発展した。
後日談では、そのプレゼ.ント活動で出来た友達(女の子)と元気に遊んでいる男の子の姿が映されていた。

この話を見てなぜ後味が悪くなったかというと、男の子は「クラスメイト」と一緒に誕生会をしたかったんじゃないかなと考えてしまったから。
母親のFBのフォロワーとかに祝われても(そりゃ祝われたから嬉しいだろうけど)、仲良くしたかった「クラスメイトたち」に祝われることは全くなかったから内心寂しかったんじゃないかな。
結局、そのクラスメイトたちには最後まで触れられることは無かったから「ああ、最後まで祝われることは無かったんだな...。」と想像してしまった...。
後日談でもクラスメイトの子と遊んでいる姿は映らなかったし、クラスで浮いている現状は変わりないんだろうな...と思って、後味が悪くなった。
一緒に見てた母も同じことを思ってたらしくて、「あまりいい話じゃないよね...。」と言ってた。