鬼女の旅というラノベのエピソードの一つ「迷惑な国」

地表を移動する超巨大な要塞に乗って世界を旅し続ける国があった
要塞の中心には巨大なエネルギー炉があって、無尽蔵に生み出される膨大なエネルギーを消費し続けなければパンクして崩壊してしまう
そのため、この要塞の国は炉のエネルギーを消費し続けるために要塞を動かし続けていた

旅人の主人公と相棒は、この要塞の国と遭遇し、許可を得て入国する

しばらくすると、要塞の国の進行ルートに他国の領土が現れる
他国の軍隊は要塞の国の進路を妨害しようとして警告をしてくる
しかし要塞の国は止まることが出来なくて、僅かに逸れて人間の居住区を避けはしたけど、田畑を踏み荒して破壊しながら進行していく

その後、要塞の国から出国した主人公と相棒は感想を述べ合った
要塞の国を「迷惑な国だ」と言う相棒
それに対して主人公は「迷惑なのは進路を妨害していた他国も同じだ。人間は誰しも互いに迷惑をかけ合いながら生きているものだ」と語った