もし手遅れな人なら言っても無駄かもしれんが、
概ね個人的な思い込みと決めつけによって、偏見に囚われてるのだと思う。

まず、何故人間は死後の世界を信じていなければ悪事を働くと確信しているのか分からない。
人には他人からの承認欲求もあれば、社会参加への欲求もある。
普通の人は、人には評価されたいし、人と繋がりたいもんだ。
人からよく思われたいと考える気持ちに死後世への信心不信心は関係ない。
更に他人に知られなくとも良心から、または自己満足を求めて人の為、助ける為に行為する事だってある。

他人を排除し虐げて独裁者になっても、常人なら次は自分が蹴落とされるのではないかという恐怖、
更に罪悪感から疑心暗鬼に陥ったり、必ずしも幸せになれないだろう事だって容易に想像出来る。

勿論、死んだら終わりだからと悪事を働く奴はいるかもしれんが、おまいさんが霊能力の悪用を懸念している所を見るに、
霊を信じてたって悪さをする奴がいるかもしれんと、自分だって思ってるんだろう?

死後世を信じてなくたって墓参りはする。
それは自分の中にいる故人と向き合う為の儀式だ。
おまいさんは人の心に対しての洞察が、あまりにも浅はかだと思う。
人は咎められなければ、必ず良心を捨て、他人をないがしろにする訳ではない。

何故そこまで人間に対しての強い不信感を持っているのか。
一度自分自身の心の歪みを見つめなおした方がいい。