石じじいの話です。

じじい石探しで訪れた場所のひとつでは、「つちの日」というのがあったそうです。
これは、木材に虫がつくとされる日で、年に6回あったそうです。
迷信ですね。
この虫がつく、というのも、「憑きもの」(犬神がつく)というものとやや似通った考え方だったとか。

これは、別に、じじいの故郷周辺だけではありませんが、ハンセン病や肺結核が嫌われ、こうした病気の患者を出した家は、「あそこの家は、」という言い方をされて差別の対象となったそうです。