われわれが絶えず死者の影響を受けつづけていることを知る者は少ない。
すべてが自分の思考だと思っているものでも、それらは死者の想念を
受けた結果であると思ってよい。それくらい、生者と死者は密接な関係にある。

ときどき経験することはないか。なぜだか無性にラーメンが食べたくなったり、
激辛のカレーが食べたくなったりするだろう。それが特に好物というわけでもないのにだ。
あるいは、人間関係において怒りが収まらないままイライラしているとか、
感情的になってしまい、その結果、刑事的な失態を招くことさえあるだろう。

このような場合、死者の想念を受けている可能性を考える。