長年に渡って時計台を管理していたフランク氏。
時計台は村のシンボルだったが時代の流れと共に開発が進み、ついに壊されることに。
フランク氏は既に引退していたが、その後は誰も管理するものは居なかった。
彼は時計台の思い出を語った。

一度止まってしまうと、村のみんなは時間が分からなくなってしまう。
だから雨が降ろうが風が吹こうが必ず直しにいったよ。時計の針も欠かさず掃除したさ。
たまに時計台の中に鳩やネズミの死骸が落ちてる事があって、
歯車に挟まってしまってるんだよ。鳩なんかバラバラにちぎれてたり、
そいつらのフンや羽を掃除すんのも俺の役目だったな。
そうそう、私が辞める10年くらい前からだが、
鳥か小動物のバラバラの死骸が散らばるようになってね、
その時は時計が機械に入れ替わって、歯車はとっくに動いてなかった。
なんかが悪さするために時計台に入り込んだのかな、
どうやって入ったんだかいまだにわからんよ。何が居たんだろうかねぇ...