神に愛されている女の子が書いた話を読んだ。
本人も危険性を認識していなかったのだろう。
閲覧注意等の断り文句もなかった。


深夜から早朝にかけて、゙それ゙は来た。
大きな黒い身体のあちこちに、光る目玉がついている…
゙それ゙は寝室の柱の角から私を見ていた。
私はすぐ目をつぶり、゙それ゙がいなくなるのを待った。
明け方、やっといなくなっだそれ゙
ホッとする私。
そして次の瞬間…
隣の部屋から寝室の壁をたくさんの手が叩いているような音が響いた。
それは同居人が起きるまで続いたのだった…

恐怖はこれで終わらなかった。
またその日の夜もやってきたのだ。
今度は私の布団の横にいた。
黒い身体に、顔の部分に光る目がついている、四つん這いの赤ちゃんのようなモノ。
それがいた…
私は目をつぶり、また早朝までいなくなるのを待った。


最初は女の子の話を読んで、心霊的なものを体験したというコメントは多くはなかったが、日を追うごとに心霊的な怖い思いをしたというコメントが増えていった。

それでヤバさを認識したのだろう。
女の子は閲覧注意の文章を入れるようになった。
それでも心霊的な影響は収まらず、最終的に話自体を削除したという…

私的にはうっかり読んでしまったばかりに洒落にならない出来事でした。