559: 本当にあった怖い名無し 2011/12/02(金) 17:18:37.64 ID:kTfQPU5H0
10年以上前の話なんだが、
うちの家は中古物件で古いせいかよく家鳴りがしていた。
家鳴りを知らずラップ音という言葉を知った時は、これはラップ音かも?!と怖がり、
母に家鳴りの仕組みについて科学的な説明をされた。

夏休みに母と1階の居間で一緒にホラー映画を見ていた時、部屋の後ろで家鳴りがし始めた。
しかし、いつもと違ってパキっという音が数回で終わらずに続く。
気になって後ろを見るが霊感ないんで、見えるのはいつもの部屋。
「なんか家鳴りひどいね」と母に言うと
映画に夢中で「ふーん」と適当に返事された。
映画が静かなシーンになると家鳴りのパキ、パキっという音のが大きく聞こえる。
10分以上はパキパキという家鳴りが続き、2階落ちてきたりしないよな…と心配になってきた。
突然、母が後ろを振りむき誰もいない空間に向かって
「うるさい!静かにしろ!」と憤怒の形相で一喝。
家鳴りは止まった。

突然の怒声に私の心臓も止まるかと思ったほどビビった。
「なんで急に怒鳴るのよ」とキレぎみに聞くと
「だって、うるさいんだもん」と母は普通に答え、
集中して見れなかったと言いながらビデオを巻き戻して、映画鑑賞再開。

この日から毎日のようにあった家鳴りが激減しました。
あれは妖怪の方の家鳴りだったのかなと考えたりする。