中学の時の話。夏休みの夜、友達と近所の河原で駄弁りながら遊んでいると、すぐ近くで突然とてつもない眩しい光に照らされた。野球場の照明ぐらい。
その光は一方方向から私たちを照らしているのではなく、人が懐中電灯を持っているような動きで、低い位置でゆらゆらと揺れている。最初は警察に補導されるのかと思った。
しかし声をかけられる訳でもなく、光の方向を見るもとにかく光が強すぎて照らしている向こう側が見えない。

20秒ほどそれが続いた後、フッと光が別の方向を向いて消えた。
すぐに光の方向を探すも人ひとり歩いていない。人が照らしていたならすぐそこにいてもおかしくない距離だったのに。

友人とは場所柄変質者か、または宇宙人だったのでは…という話になった。
ちなみに場所はあのT学堂公園付近だった