俺の親戚のおじさんがバスの運転手やってんだけど
会社で一つ奇妙な決まりごとがあるらしい

その日最後の運行で終点に到着したら、たとえ乗客が見当たらなくても必ず扉をあけて
「ありがとうございました」「御気を付けて」「忘れ物にご注意下さい」
と言わなければならないらしい。どんなに怖くても、その時だけは根性いれてやりきるって

理由は教えてくれなかったし、そもそも幽霊なんて信じてないとキッパリ
ただ「人の恨み、悔やみだけはどうしようもなんね」と一言