むかし社宅に住んでたときの話
両親共働きで学校から帰って、何気なく親の部屋の押し入れを探ってた
ほんの出来心だった
巾着袋があってあけたらバイブ的な男根が数発と明るい家族計画を見つけてしまった
何事もなかったように元に戻しといた
ある深夜、どこからかケモノのような声が聞こえた
どうやら襖のむこうからだった
父親が「おい、大丈夫か?」って他人事みたく言ってた
俺は布団をかぶり耳をふさいだがそれでもケモノの声は聞こえる
弟と同じ部屋だったが当時、彼は小学生でたぶん意味は分からなかったろう…
ケモノはさらに声を増し、ピークに達したとき、まるで追い詰められる野獣が断末魔を発するが如く声がやんだ
俺は恐怖で布団の中で震えてた…
次の日の朝、やけに高いテンションの家族団欒の朝食に恐怖を感じた