ハッとして振り返ると、お隣さんが出てきて、静かにしてくれませんか?とひと言。

気づくと音は止んでいて、そいつももう居なくなっていました。

その日は流石に部屋に入る勇気は無く、近くのネカフェに泊まりました。

明るくなってから恐る恐るアパートへ帰えると、部屋はいつも通り。

ただ、そいつがぶら下がっていたであろう天井の下には、長い髪の毛が何十本も散らばっていました。

その後、部屋から必要なものだけを持ち出してホテル暮らしを数週間した後、早々に引っ越しをしました。

以上、私が体験したお話しです。