昔ばあちゃん家の近所に元国鉄の車掌だった爺さんがいて
貨物列車に乗務中深夜のトンネル内で急停車したので機関車に向かったら
機関士と機関助士が二人とも運転室で卒倒していたので起こすと
明治時代の工夫の様な格好した人達が大勢歩いていて急停車したら
顔が潰れていたり腕や足がないこの世の人間ではない人達だったらしい
慌てて運転室に逃げ込んでから記憶がなくなったんだと
機関車の前照灯に照らされたトンネルの先を見ても誰一人居なかったそうだ