都内中央線の某駅付近の話・・・

軌道の付帯設備の作業で土木会社と合番(共同)で作業していた
長期の作業なので毎晩通っていたが立ち入り口から作業区間までの移動中にある地点を通ると必ず耳鳴りがする
最初は疲れてるんだろうなぁと思っていたが毎回の事なので何か曰くでもあるのかと思い始めた
そう言えば最寄り駅は自殺で有名なあの駅
地縛霊でもいるのかとちょっと気になっていた

そのうち仕事も進み耳鳴りポイントが作業地点になったある夜
目眩と吐き気が止まらず線路の端に行って晩飯を戻した

現場に戻ると重機のオペレーターが声を掛けてくれた

オ「体調悪いの?」
俺「なんだかここに来ると毎回気持ち悪くなるんですよ」
オ「あー○○さん霊感あるでしょ」
俺「えっやっぱり地縛霊いるんですか」

「地縛霊ならまだ良いんだけどね
ここは江戸城の外堀を埋めて線路を引いたとこなんだよ
お祓いもしないで埋めたから水神様が祟ってるんだ」

「マジすか」

「マジだよそこの壁見てみな
石垣が残ってるだろ」

もしかしたらその祟りで自殺が多いんですかね
とは聞かなかったけど無関係じゃないだろうなと思う