それは慣れとはどういう慣れかというと、
ぶつかりそうになったらぶつからない方向へハンドルを切るのではなく、
ぶつかる方向へハンドルを切るという慣れ。

ぶつかるものの方へ自転車を動かすと、人間の体と自転車の全体が
ぶつかるものとは反対側へ倒れ始めるので、これで初めて
ぶつかるものを避ける方向へ移動できるようになる。