高校射撃部に銃刀法の壁 橋本聖子議員、規制緩和に意欲
2012年1月11日16時14分


 高校生シューターを増やせ――。
日本オリンピック委員会(JOC)が10日開いた理事会で、参院議員の橋本聖子理事が、
2009年12月の改正銃刀法施行の影響で高校の射撃部が減少し、2020年五輪のときに
中心となる世代の強化が懸念される状況を報告。「議員立法で何とか改正したい」と銃刀法
再改正を目指すことを明らかにした。

 影響を受けているのはスポーツ用空気銃の規制強化。エアライフルは以前は高校生も
持つことが可能だったが、現在は指導者の銃を借りるか、光線銃の資格を取った上で
申請しなければならないなど規制が厳しい。

 日本ライフル射撃協会によると、昨年の山口国体少年女子では、参加都道府県が
13も減ったという。橋本理事は「難しいとは思うが、早い方がいい。勉強会を重ねて、
強化に支障がない法改正を考えたい」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201201110308.html