・・彼らはとにかく同級生の取捨選択を
「日常のノルマ」と定めていました。
特にやんちゃな子は標的にしてもクラスの
非難を買いそうにない生徒を嗅ぎつけては、
しょっちゅう嫌がらせをおこないます。
どうしようもありません。仕方がないので、
僕が中堅グループに顔を出してそれと知らず
「安売り」を強いました。どうにか僕らクラス内
底辺カーストのものが中堅に穴を作って、同時に
被害者の友人をせこくガードしたりしました。
「ちくしょう・・・けど今までゴメン・・」
こんな言葉がそのやんちゃ坊主の口から
発するのは夢のまた夢。自分から非を認めるのは彼の
プライドが許しません。しれっとスルーするだけです。
「キューカンバー」
こんな言葉が似合いそうな、つんと口を尖らせて、
しばしばみせてた憎たらしい顔を擁護した野球部。
煙草を呑むのは自己責任。構う必要はありません。
人を不快にさせることは、しかし、許されません。

のせていただき、どうもありがとうございました。