スキーの衰退はなんといっても若年層がスキーをやらなくなったこと。
 スキーっていうのは楽しめるまでお金も時間も体力もかかる。その過程が楽しいという向きも多かったが
 今はそんなことよりすぐに楽しめる娯楽に走るようになった。
 若年失業率が上がって、貧困化しているのも理由かもしれない。
 また昔は「スキー場だと女性は美人に見える」といわれ、社交・出会いの場
(そして運動音痴の方々にとっては人間関係でとても嫌な思いをする場)だったのだが
 今はそんな面倒くさいところに行かなくてもよくなった。

 結局のところ、業界としては「本当にスキーの好きな人」を客として
 やっていくより仕方がないだろう。また、今まで以上にお客さんに対して
 こまやかな心遣いが必要になってくる。
 「濡れ手で粟」の時代はもうこないのだから。