高知県は不思議なところで、体育で「1」を取るのは至難の業。
おいらは小学校2年生の1学期から中学1年3学期まで、5段階評価で、体育は見事にアヒルちゃん。
まあ、ほかの教科も似たような評価だったので「アヒルの行列」が実態だったが、なかんずく体育では「タテ一列」のアヒルの行列。

・・・・そこで、おいらは奮起。「今度こそ、がんばって体育で”1”の評定を取ってみよう!」
そう心定めして一念発起。徹底的に授業をボイコット。先生に口答えは序の口。
先生のあだ名の「エロ梶山(仮名)!!」と落書きしてみたり、なじってみたり。
殴られたことも数度。水泳部員なのに、水泳の授業も「カナヅチですから泳げませんから」とほざいて見学。
ペーパーテストも、わざと0点。 ・・・・その甲斐あって、中2の1学期の体育の評定は輝ける「1」。
涙が出たねえ。うれし涙。「オレはついにやったぞ!!」ってなもんで。

いやあ、実をいうと中学1年の3学期間で、「3」ぐらいは取ってみたくて懸命にがんばってみたんだけど、いずれも「アヒルちゃん」。
真面目にやってもアヒル、なまじええ加減でもアヒル。 こんなの嫌んなっちゃうよ。
・・・そういう意味で、中2の通信簿は輝いている。3学期には、おっとろしゃ技術・家庭で「1」。
アヒルの行列でマンネリ化していた自分の通信簿に彩りがそなわったんだな。
技術・家庭の「1」は、まあ付録かオマケみたいなもんだけど・・・ね。