[アセトアミノフェンの取り除きかた]

アセトアミノフェンの服用上限は4000mg/日で連用すれば肝機能障害を引き起こすことは周知のとおり

*仮にパブロン錠を60T服用した場合

・アセトアミノフェン   :6000mg←上限オーバー
・ジヒドロコデインリン酸塩 :160mg
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩 :400mg

だからパブロンからアセトアミノフェンを取り除いたほうがよい

[方法]
@ 100均のすり鉢にパブロンSゴールド(60錠)をゴリゴリしてしっかり粉末にする。
A 40度(風呂)くらいの温度の水100mlに@をよく溶かす。溶けきらないがOK。
B 冷蔵庫に入れて一時間放置する。
C コーヒーのフィルターを使ってBをろ過する。
D ろ過によりアセトアミノフェンの大半が除去されコデとエフェはロスなく液体部100mlに溶解する。
*顆粒ならAからスタート


[原理]
水への溶解度(20~25℃:100ml中)
・ アセトアミノフェン:1400mg/100mlしか溶けないため約5900mgがろ過で除去される。
・ コデインリン酸塩 :400g/100mlのため全量溶け切る
・ プソイドエフェドリン塩酸塩:100g/100mlのため全量溶け切る
* メチルエフェドリン塩酸塩のデータがないためプソイドエフェドリン塩酸塩のデータを使用

参考サイト:
https://drugs-forum.com/forum/showwiki.php?title=Cold_Water_Extraction_of_Opioids
https://en.wikipedia.org/wiki/Talk%3ACold_water_extraction
http://www.janssen-ortho.com/JOI/pdf_files/tylenol_E.pdf page 14