これまで、エコワットを上記パソコンに接続して測定したところ、アイドル状態の1時間
の消費電力が0.19kWhと出ていました。
つまり、ただ電源を入れておくだけで消費電力が190Wということです。
電気代計算君で1日8時間通電で換算すると、1日33円、1ヶ月で1,003円です。
実際には、さらに液晶モニタやプリンタも使いますので、パソコン関係でもっとたくさん
掛かっています。
ですので、どうにかしてパソコンの消費電力を下げられないかと画策して来ました。
最近は、パソコンの電源を買い直したというのもあります。

そんな中でふと気になったのですが、そもそもパソコン本体でアイドル時に190Wも使
っているというのはおかしいのではないか、ということです。
パソコンで一番電気を消費するのは、部品で言うとおそらくCPUだと思いますが、AMD
Athlon64 3200+の消費電力は、仕様ではアイドル時21W、ピークで67Wです。
パソコン全体でアイドル時にその9倍以上の電力消費というのは、正直ちょっと理解しにくいです。
ネットでいろいろと調べた結果、「エコワットではパソコンの消費電力は正確には測れない」という
情報をWebでいくつか見かけました。
あまりお金を掛けたくなかったので、ネットの通販でデジタルクランプメーター(販売価格900円の
もの)を購入して、電流値を実際に測ってみることにしました。
    −−−
   −中略−
    −−−
CPUの消費電力が21W、ピーク時で67W、その差が46Wであることも、上記の実測結果に
ほぼ現れていますし、エコワットの測定結果よりははるかに信用できそうです。
このクランプメーターで測定した電流値を元にして電気代を計算したほうが正確でしょう。
ちょっと大目で70Wにして、電気代計算君で1日8時間通電で換算すると、1日12円、1
ヶ月でたったの370円です。

もちろん、節電のエコロジー精神を否定するつもりはありませんが...
1日に20円未満の電気代を下げるために、エコワット、パソコン電源、クランプメー
ターを購入したことのほうが、費用的にも、物流の過程で掛かった燃料消費の面でも
、結果的にはマイナスだったと思います。
要するに、「使わない時はこまめに電源を切る」という基本的な気持ちさえあれば、
エコワットを買ってそれで測定した不正確な値に踊らされたり、さらに節電のための
部品の買い替えで余計なものを買ったりするということはしなかったはずなのです。
本末転倒のことをしてしまったなと後悔しています。
当面、エコワットは使わないつもりです。

エコワット → 1,003円/月
Kメーター →  370円/月

過大もいいとこだな。