《 わたし、帰ります 》 と真美が打った。
 《 ばいばい 》 「ぷるるん」が言った。
「けん」が、
 《 がち、ぷるるん、お前ら何かあったのかよ? 》
 《 あ、けい、またねー! 》 と、打った。
「ルン」が、
 《 ぷるるん、どうしたん? 》 と、打った。
 
なんか、いやな空気になってきたので、僕はとりあえず
メッセで真美に送った。< xxx.xxx.xxx.xxx 真美、10分後くらいに待ってる。健二 >
すると、真美から返ってきた。< うん、あとでいくね。 >

 《 わたし、がちと2人で話したい 》 と「ぷるるん」が言った。
 《 あちゃー・・・ 》 「ルン」が言った。
 《 じゃ、そーゆーことで俺は帰るよん 》 「けん」が言った。
二人っきりにされたらマズい。僕は、
 《 けん、待ってくれ。 》
 《 ね、ぷるるん、自分勝手すぎない?みんな、いやなムードになってるんだよ? 》 と打った。
 《 わたしも、いやな気持ちにさせられたもん 》 と「ぷるるん」は答えた。
 《 あーあー、こりゃ大変だわー、がち、ちゃんと答えろよー、そりじゃ、あたいはこれで。 》
と言って、「ルン」は退室してしまった。
 《 じゃあ、またな ALL 》 と言って、「けん」も退室してしまった。
けっきょく、二人っきりになってしまった。

〜つづく〜
(この話はフィクションです)