>>518
もちろん全周溶接した方が、構造的に強度は上がるが
溶接、つまり溶けてる金属は熱膨張してて、冷えた時に収縮するから例えばロの形の製品だと捻れる

全周溶接で構造体を造る時は、強固な治具(縮む分を見越して、あえて+公差に調整したりする)にパイプやカラー、スリーブ等のピボット部品を固定し溶接する

少量生産品で図面寸法が厳しいと、完全に冷えてから治具から外すので量産性が著しく悪いし
溶接で部分的に高熱が掛かってから冷えてるので、残留応力が掛かっていて(例えばバイクの金属フレーム、左右両側から同部位を同方向で溶接して行かないと最終的に捻れてしまう)

ぶつけたり落下させると衝撃で歪んだりするので
製品全体が入る釜に入れて、加熱後に徐冷とかやるものもある

長くなったが、つまりラックフレームパイプの溶接が空けてあるのは
熱収縮歪みによる寸法外れと捻れ防止の為