2017年夏 予選落ちしてカネキンは相当追い込まれた。
動画のコメント欄やツイッターでも馬鹿にされる。
友達からは同情されてるが、それも余計に辛い。
このままではアパレルの売上にも影響する。
強くてカッコいい、勝者のカネキンを演出しなければいけない。
その為には、次は絶対に勝たなければいけないプレッシャーに押し潰されそうになる。
「限界を吹き飛ばしてー」の歌詞が頭を巡る。 
限界を吹き飛ばす そうだ 勝つにはあれしかない。
でも本当に手を出して良いのか? 頭の中でグルグルと思考が駆け巡り葛藤する。
でも仕方ないんだと自分を納得させる。
そこでついに、開けてはいけない『禁断の扉』を開けてしまった。
全て想像の域だが。