日本に金を出す価値のある優秀なトレーナーが存在しないためであろう
大学や専門学校でスポーツ科学やあるいは広い意味でトレーニングに関する専門知識を学んでいない者がトレーナーを名乗っているのも笑止千万だが、高卒トレーナーなど存在自体が意味不明でもはや笑う気にもなれない
たとえば弁護士や医師に置き換えて考えてみればいい
専門教育など受けたことがなく国家試験に合格したわけでもなく、ただ書籍やネットで聞きかじった知識しか持たない法律好きや医学好きが弁護士や医師を自称していたら誰でもおかしいと思うはずである
現在の日本におけるトレーナーとはそのような異常が正常としてまかり通ってしまう程度の低い職業なのである
これは職業差別ではなく事実である
かつて祈祷師が医師の役目を担っていたのと同じことである
今後トレーナーという職業が社会的に価値のある職業と認められ教育カリキュラムや国による認定システムが整備されれば現在の多くの自称トレーナーは廃業を余儀なくされるであろう
要するに、ただの筋トレ好きが高じてトレーナーをやっているような人間にわざわざ金を出す価値など無いのである