>>897
経験からですが、シッティングのローマシンで肩胛骨を下制し脇を締め、ナローパラレルグリップで『肘を真後ろに引く代わりに、ヘソを前に押し出す』イメージをすると広背筋の収縮を感じやすいと思います。

一度『広背筋』の解剖図を調べてみて下さい。
広背筋は上腕から脊柱の「想像より下の方」に付着しているのが見てとれると思います。

となると、上体がナナメ起き気味のバーベルベントローでは広背筋より僧帽筋に効くことになりますし(首の後ろから少し下の方が張りませんか?)、
ラットプルダウンでもワイドでは脇下後ろの大円筋や、広背筋でも体側外側が使われるので脇ばかり辛く「背中にギュッ」といっま感覚は捉えづらいかと思います。
逆手ナローグリップで空手の引手のように脇下までシッカリ肘を引き込んでくれば広背筋の真ん中寄り厚み方向への収縮を感じられると思います。

シッティングローマシンが無ければ、ワンハンドローで、状態をねじったり煽ったりしなければならないような懐いウエイトではなく、カールで扱える程度の軽いウエイトで。
鉛直に肘を引くのではなく「肘は円運動で後ろへ。ウエイトは腰にぶつけるような(実際にははぶつけない)」イメージで行うと、広背筋をダイレクトに使っているのがわかります。

その感覚を持ったまま、負荷を上げていったり、ケーブルマシンでナローパラレルグリップやスターナムチンニングを行うと良いでしょう。