東京商工リサーチは30日、国内銀行の2018年3月期の平均年間給与を発表した。トップは、5年連続で三井住友銀行(810万5000円)。2位には、シェアハウスに絡む不正融資に揺れるスルガ銀行(800万8000円)が、前年の3位から順位を上げた。

 国内91行(信託銀行、一部地方銀行を除く)の平均は、前年比5万9000円減の609万円と、マイナス金利の導入に伴う収益悪化を受け、2年連続で減少。70行が、前年を割り込んだ。

 業態別では、大手行が1万3000円減の757万8000円。地方銀行が8万3000円減の623万9000円、第二地方銀行が2万6000円減の554万2000円と、大手行と地銀の間で格差が広がった。