信金強盗で男逮捕 被害額2万円11月25日 10時00分nhk
24日、高知市の信用金庫で、女性客に刃物を突きつけて信用金庫から現金を奪ったとして、高知市の55歳の男が強盗の疑いで逮捕されました。
現金1000万円分の厚みがある束が奪われましたが、表と裏の2枚だけが本物の1万円札で、被害額は、2万円でした。
逮捕されたのは、高知市春野町の無職、近澤日出久容疑者(55)です。
警察によりますと、近澤容疑者は24日午後2時前、高知市神田にある「幡多信用金庫神田支店」で、女性客に刃物を突きつけて現金を要求しました。
近澤容疑者は、職員が渡した現金1000万円分の厚みがある束を奪って小型バイクで逃げ、その際に職員が投げた蛍光塗料が入ったカラーボールが当たりました。
信用金庫によりますと、奪われた束は、表と裏の2枚だけが1万円札で、残りの998枚は職員が札束を数える練習に使う紙で、被害額は2万円でした。
警察が捜査を進めた結果、現場から1.5キロほど離れた県道脇で、タイヤなどに蛍光塗料がついた小型バイクが見つかり、知人が近澤容疑者に貸したものだと判明したということです。
その後警察は、高知市内の路上で近澤容疑者を見つけ、供述通り市内の公園から奪われた束が入ったバッグが見つかったため、午後7時すぎ、強盗の疑いで逮捕しました。
近澤容疑者は容疑を認めているということで、警察は事件の動機などについて調べています。