リリアン「了解!じゃあ、ときくんの血液を400mlジャックくんの体に輸血させてもらうね〜。みたいな」

リリアンは輸血に必要な道具を【ファイルキャビネットM】の中にある箱状の物を取り出して俺達のところに戻ってきた。

リリアン「輸血を開始するにはもう一人の看護師が必要だから、急いでここに呼んでくる〜!」

もう一人の看護師が必要のため、リリアンは集中治療室から走って出ていった。

俺「輸血にも何かしらの準備が必要なんだな・・・。」

30秒後、待合室の奥からリリアンとマールの姿が見えた。

俺(あれがもう一人の看護師さんの先生か・・・。)

マールとリリアンが、集中治療室の中に急いで駆け込んできた。

マール「あらっ、ときさんじゃないですか。この前は別荘の提案を同意してくださりありがとうございました。ニャー」

マールは俺に深々とお辞儀をした。

俺「どんな感じの別荘をコーディネートするか30分、1時間ぐらいの時間がかかったよ。まあでも、後で別荘に訪問したらマールが快適そうに暮らしてたことを報告すると、事務所で働いてるタクミさん達も喜んでた。」

マール「タクミさん達は喜んでたんですね、それは何よりです。」

リリアン「マールちゃん、ときくんの血液をジャックくんの血管内に輸血させるから二人で先に手洗いしよう!みたいな」

マール「輸血ですか?・・・わたしは輸血させることは初めてなので、緊張します。」

リリアン「大丈夫大丈夫、アタイとマールちゃんならきっとできるって!」

リリアンは笑いながら、マールの緊張をほぐしている。

マール「そうですかね・・・。わたし、頑張って患者さんの体へ輸血ができるように作業をやってみますね。ニャー」

二人は輸血を始める前に手洗いや様々な確認をした。確認や準備が終わると、マールは俺に輸血を実施する前に説明をさせられた。説明が終わると、俺はリリアンに400ml程の血液を採血した。

リリアン「ときくん、輸血は終わったよ〜。輸血が終わるとのちに副作用が出る可能性があるから継続的な観察をしていくね。」

俺「うん、わかった。」