ある日の事であった。
俺はバイトの帰りに図書館で一冊の本を見つけた。
『ネクロノミコン』と書いてあるその本は大昔に書かれた外国の書物の日本語版であるらしかった。
本の中には様々な図形や紋章と、解説が書かれていた。
《外なる神と繋がる技法》
解説によると外なる神とは、この宇宙空間とは別次元にいる存在のようだ。
俺はそこに書かれている魔方陣のような図形と呪文を何気なく大学ノートに書き写すと図書館を後にした。