【基本的なプレイの仕方】
◆我々はこの一連の作業を【クエスト/探索】と呼ぶ、ゲーム、プレイみたいなことである。
・【クエスト】に参加する人たちを【クエスター】と呼ぶ。
・【クエスター】は各々キャラクターを作り(必要ならば複数)、それを操作してクエストを実行する。
・【クエスト】で主導的な役割を果たす特別なクエスターが【QL/クエストリーダー】である。
・【QL】は、単純な目標達成型のクエスト=【単純型】では、その目標を設定したりして主導的な役割を果たす。
・【単純型】では【QL】の実現したい【願望/ドリーム】を理解し物語的にその実現をめざすのがクエスターたちの任務である。
・【物語的に】とは、その関与の仕方が味方だけではなく、QLとクエスターとの関係性によって様々であるという意味。
・【クエスト】には【単純型】に加えて、もう一つ【謎型】というのがある。
・【謎型クエスト】の目標はクエストのもう一人の主導者【QM/クエストマスター】が準備した謎を解くことにある。
・【QM】の任務は、クエスターにとっての【謎/不可視情報】を準備し、それをクエストの中で徐々に開示して行く事である。
・【謎型】での【QL】任務は、QMが準備した不可視情報の解明に主導的な役割を果たす事である。
・【謎型クエスト】とは、この特別な【QM】と、【QL】を初めとした【クエスター】たちとの対決クエストなのである。
・【単純型クエスト】は【願望/ドリーム】がその中心であり、【謎型クエスト】は【謎/ミステリー】がその中心である。
・【クエストの開始】は【QL】による【ドリーム】の明示か、【QM】による【謎】の明示・暗示によって可能になる。
・【QL】はその双方において、小説における主人公の役割を担う。【QM】は実体化した課題そのものである。
・【ドリーム】と【謎】、その両方が混在するクエストも考えられるが、それは【総合型】と呼ぶことにしよう。
・【総合型】では【QL】やクエスターたちの【ドリーム】の実現において、【謎】の解明が不可欠な要素となる。
・【QL】【QM】【クエスター】は各々その役割を理解し、実りあるクエストの実現を目指してもらいたい。

【QD/クエストディレクターとは】
◆クエスト上不可欠な存在では無いが、あると良いのが【QD/クエストディレクター】という役割である。
・【QD】はクエストの全状況を見極めながら、その一員としてクエストを成功に導く為のガイド役・司令塔のような存在。
・その任務は既にクエストの準備段階から始まっており、芝居における演出家・プロデューサーのような物と言えよう。

【QD/クエストディレクターの主な仕事】
・まず、クエストの【大舞台】を考える
・【大舞台】とは、クエスターたちが活動・移動可能な全領域ということになる。
・大舞台のイメージは、それほど明確なものでは無く漠然としたもので良い。
・その大舞台の中で現在、QLを中心としたクエスターたちの居る場所が【小舞台】である。
・【小舞台】のイメージは具体性を帯びた、より明確なものでないといけない。
・【大舞台】と最初の【小舞台】が決定したら、後はドリーム・謎などの誘因によってクエストを進めて行くのみである。
・【単純型クエスト】では、QDはQLを上手く誘導してドリームの実現を手助けしたり逆に邪魔をしたりするのが任務。
・【謎型クエスト】では、QDはQLを兼務し、クエスターたちを引っ張ってQMの謎に挑むのが適役であり任務でしょう。
・【総合型クエスト】では、QDはQMとして、クエスターたちのドリーム・謎などの誘因を操りクエストを成功させるのが任務。
・つまり、QDの主な仕事とは【舞台イメージの明確化】とQLを中心とした【モチベーションの維持・強化】なのです。