複雑化しすぎなんだよ
qmだかqlだかもいらん。シナリオもいらん。

序盤に謎の種子を提示する。

例えば、「それは蛇口ですよ」というセリフ。このセリフによって刑事と鑑識A、それと鑑識Bの認識に違いがあるということが提示される。
それからザムザ。どうやら刑事とザムザはトビラを挟んで向かい合っているようだが違うようにも読める。ザムザの部屋の蛇口と刑事の部屋とが繋がっているようだ。

謎の種子を蒔いた時点で、蒔いた本人が結論を持っていなくてもいい。持っていたとしても今回の猫柳氏のケースのように、結論へ持っていこうとすればするほど噛み合わなくなる。他人と共作しているんだから当然だよな。

この時、各々がすでに結論を持っていなくてはならない。次は結論の種を蒔く。大事なのは「各々が」ということ。

各々が各々の謎を提示し、各々が各々の結論を持つ。

ザムザの話はミステリーではない。誰かが言っていたが、カフカを意識した不条理ものだ。最終的にその世界は、ザムザのイメージしたものと刑事のイメージしたもの、また他の参加者がイメージしたものが混ざりあったものになる。ザムザのものでもなく、刑事のものでもない。

頭を柔らかく、焦らず、固執せず、楽しみながらやればいいんじゃないかな。そもそも、淀みなくなんて容易にできんよ。この場でこのシステムじゃ。