【恋愛】愛しの天麩羅崎さん【SLG】
そんな時、アメリカから転校生がやって来た。
「モニカ・チーズバーグです。日本語は御覧の通り、ダイジョブですよ。やらしくお願いします」 制服がはち切れんばかりのモニカのEカップおっぱいに江口先生の目が眼鏡の奥で光った。 エロ教師の江口工史はあっけなく逮捕され、天麩羅崎さんのストーカーはいなくなった。
僕の疑いも晴れ、一件落着だ。
嬉しい。自分の疑いが晴れたことはもちろん、それ以上に天麩羅崎さんを苦しめていた悪夢が終わったことが嬉しかった。 そうそう、江口がいなくなった後、僕は蒲鉾原さとみに呼び出され、ストーカーだと疑った事を謝られた後、これからは『さとみ』と名前呼びするように言われてしまった。
怖い女の子だと思っていたけどもしかしてツンデレなのか? もうデレたのか?
さて、調査の間、天麩羅崎さんと話す機会は結構あったんだ。
ストーカー事件を解決した今、パラメーターはどうなっているのだろう?
今のパラメーターは………… 天麩羅崎さんの好感度が1上がった
天麩羅崎さんの友情度が1上がった
愛情度0
友情度1
好感度0
警戒度0
蒲鉾原さんの愛情度が10上がった
蒲鉾原さんの友情度が7上がった 蒲鉾原さんの好感度が12上がった
蒲鉾原さんの警戒度が1下がった
愛情度10
友情度7
好感度12
警戒度-1 担任の海開先生「転校生のチーズバーグ君の席は……あぁ山田の隣が空いてるな」
モニカが僕の隣に座ることになった。 モニカは僕の隣に座り、「よろしくネ」と挨拶すると、そのまま僕の顔をまじまじと見つめて言った。
「君、私と同じ匂いがする」 モニカは長々と身の上話を始めた。
「私ね、実はアメリカにいる頃、 私、向こうのハイスクールでディヴって男の子が好きだったんだけど…… ある日私がいつものように彼のストーカー行為をしてたら 2ヶ月にも及ぶ身の上話に僕はそろそろイライラし始めた。 「そうか……それで日本に来ることになったんだ」
長い永いモニカの身の上話が終わった。
太陽は西に傾き、世界はオレンジ色に染まっていた。
本当は天麩羅崎さんと行きたかったんだけど、もう帰っちゃったよな……
僕はどこかスッキリしたような顔のモニカに話しかけた。
「ねえモニカ、……お腹空かない? 実は今日までのお好み焼き屋の半額券があるんだ。良かったら食べに行かない?」 「イクイクー!」
2ヶ月の間にモニカの僕に対するパラメーターはガンガン上がっていた。
愛情度24
友情度32
好感度35
警戒度0 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
QSZ モニカと仲良くお好み焼きを食べていると、
「わぁ、いい匂い! 美味しそうね」
「でしょ? アタシも最近見つけたばっかりなんだ!」
部活帰りらしい天麩羅崎さんとさとみ(蒲鉾原さん)が店に入ってきた。 「あっ、山田くん……。転校生さんと早速仲良くしてる……。優しいんだ」
天婦羅崎さんの僕に対する好感度が1上がった。
愛情度0
友情度1
好感度1
警戒度0
「山田夜人……。そんなにパツキンが好きか……!」
蒲鉾原さんの僕に対する愛情度が1上がった
蒲鉾原さんの友情度が1下がった
蒲鉾原さんの好感度が1下がった
蒲鉾原さんの警戒度が1上がった
愛情度11
友情度6
好感度11
警戒度0 僕はモニカに二人のことを紹介した。
「こちらが天婦羅崎さん。うちのクラスのアイドルで、大抵の男子が夜のオカズにしてるんじゃないかな」
「こっちは蒲鉾原さん。見ての通りそこそこ美形ではあるから僕もオカズにしたことはあるけど、何ていうか、ドピュらねぇんだよなぁ」 さて天婦羅崎さんのことを語ろう。
彼女の好きな食べ物は、 そこで僕は彼女のことをよく知るべく、毎日尾行するようになった。
犯罪だって? ただ隠れていつも見ているだけで犯罪になるのか?
あと、みんな勘違いしているようだけど、彼女の名前は天婦羅崎じゃない。
天麩羅崎だからな! 間違えないように! 天麩羅崎さんは学校帰り、いつも一人だ。
さとみとはどうやら帰る方向が違うみたい。
そして帰り道、いつもある店に立ち寄る。
観光みやげ屋さんだ。
地元民の彼女がそんな店に何の用があるのかわからない。
見つかったら僕こそ何と言い訳すればいいのかわからないので、狭い店内に入って確かめるわけにもいかない。
そして20分ぐらいで彼女はまた出て来る。
そのまま真っ直ぐ家まで帰る。 天麩羅崎さんが出た後、僕は入れ替わりに店に入ってみた。
店員は50歳代くらいのおじさんが一人とおばあちゃん。
予想は外れてイケメンはいなかった。 僕はほっと胸を撫で下ろす。
彼氏か、あるいは恋する男が店員をやっているものだと思ったから。
しかしそれなら何故? 僕は思い切って店員のおじさんに聞いてみた。
「あっ、あのぅ。さっきアイドルみたいに可愛い女子高生の客がここにいましたよね?」
不機嫌そうな顔をしたおじさんは面倒臭そうに「あ?」と言うと、「ああ」と頷いた。
「あの子、毎日ここに来てるみたいですけど、何やってるんですか?」
「ししょくだよ、ししょく」
「ししょく?」僕は暫くその言葉に当てる漢字が見つからなかった。 「店の菓子の試食を全部一個ずつ食べて、何も買わずに出て行くんだ、いつも」
「あ」僕はようやく試食という漢字を見つけた。
「学生さんだし、相当食べるのに苦労してんのかなと思ってまぁ、注意したことはねぇが……」
そんな筈はない。彼女の家は和食料理の店だ。食べるものはいくらでもある筈だ。 「お兄さん、あの娘の知り合いかい?」
「あっ、いえ。ありがとうございました」
そう言うと僕は逃げるように土産物店を出た。 もしかして試食巡りが天麩羅崎さんの趣味なのではないか?
そう思った僕は、 今日は僕と天麩羅崎さんの、初めてのデパ地下デートの日だ 僕はしっかりコンドームを財布に忍ばせてデートに出掛けた。 イカのキムチ、餃子、臭豆腐……僕らは臭いものばかり試食した しかし天麩羅崎さんの機嫌が悪い! どうしたことだ!? 彼女の一番食べたいものは、何よりも臭い君のチンコだったのだ! なんてわけはなく、彼女はどうやら甘いものが食べたいようだ もしかしたら彼女は常に甘いものを摂取していなければ死んでしまう特異体質なのか? 「えっと……。あの……。ところで……さ」
天麩羅崎さんが僕に話しかけて来た!
「……名前……なんだっけ」