心の闇
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ことの発端は俺がコミケに出席したことだった。
通常は1日だけだった。しかし、今年は3日とも出席するという気合の入りようで、
印刷した同人誌もかなりの数だった。提督が不在ということで艦娘にも休暇が与えられ、みんな
が何をしようかと考えている中で雷が俺を手伝っていた。
雷「司令官。ちゃんと発送した?」
雷「携帯食料はカバンに入れた?」
雷「モバイルバッテリーは持った?」
雷「携帯の充電は満タン?」
雷「充電器忘れちゃダメよ!」
などといろいろと俺を心配してくれている。
ちなみにでかい雷の異名を持つ榛名だが、俺のリュックに変な機械を付けて行ってしまった。
なんか雷と榛名がコソコソ話しているのを聞いたが2人ともとぼけて答えてくれなかった。
雷「準備完了!じゃあお休み。司令官も今夜は8時間は寝ないとだめよ!」
俺「分かった。じゃあお休み。今日はどうもな〜」
雷「明日からは榛名さんが見ててくれるから。」
俺「?」
まあいいか。 そんなわけで俺はコミケへ出発した。鎮守府を出るときも雷がいろいろと心配してくれた。
そしてコミケ会場に到着し、スペースの準備もひと段落。少し休もうと思ってたその時.....
ピコポン♪
俺は携帯を手に取る。画面には「榛名」の名前があった。
榛名「提督。心拍数と体温が上がっていますよ。」
榛名「最高気温は28℃です。水分補給と休養を忘れないでくださいね。」
俺「うわぁ..........」
俺「なんで心拍数がわかるんだよっと 送信」
ピコポン♪
榛名「榛名には今提督がどこで誰と何をしているのかすぐにわかります。」
榛名「ちなみに心拍数と体温のほかにも 血中酸素飽和濃度,呼吸数,血圧なども.....」
俺「どんだけ心配されてんだよ俺!!!!!!!!!!!!!!!!!」
友人A「ん〜どうした?」
俺「いやこれ見てよ。」
友人A「あーね。めっちゃ心配されてるね。」
そういってあいつは夕雲からのlineを見せてくれた。
俺+友人A「やっぱりダメ提督製造機はサイコーだな!」 そのころ 鎮守府
比叡「お姉さま!どこか遊びに行きましょう!」
金剛「いいですネ 私も最近ここから出ていないデース」
比叡「じゃあ榛名も誘いましょ」
ガチャリ
「榛名〜」
カタカタカタカタカタタカタカタカタカタカタカタ
榛名「心拍数は安定してるから問題なし。血中酸素濃度も今のところ.........」
榛名「ああ気温が上がり始めた......最後に水分補給をしたのは確か....」
榛名「もうすぐ忙しくなる時間帯........」
榛名「これから忙しくなりますよ。まとまった水分と休養を取ってくださいっと 送信」
比叡「ヒエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ
ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」
金剛「 oh......過保護デース」
金剛「私たちだけで行きましょう。」
比叡「はい!」
スタスタスタスタスタスタ
霧島「お姉さま!私も遊にいk」
榛名「ダメDEATH」「榛名がトイレに行くときに提督を見ていてください。」 その時誰も気づいていなかった。
この何気ない風景がとある艦娘の闇を膨らませていたことに
???「なんであいつには構ってくれるお姉さまがいるの?」
???「なんで私にはいないの?」 12:00 俺は昼食を食べに飲食店街に繰り出していた。
ピコポン♪
榛名「提督 お疲れ様です。」
榛名「暑いからと言って食事を抜いてはいけませんよ。」
榛名「栄養のあるものをしっかり食べてくださいね。」 12:00 俺は昼食を食べに飲食店街に繰り出していた。
榛名「それと宿泊場所ですがネットカフェでいいというのが目に見えているので
カプセルホテルを予約しておきました。」
俺「なんでわかるんだよ..... そのころ鎮守府
榛名「ああなんか目が疲れて......」
榛名「確かここに目薬と栄養ドリンクがあったはず」
榛名「あったあった」
榛名「よし これで大丈夫」
霧島「いや、私の計算で行くともう大丈夫じゃないです。」 ??「榛名さーん 霧島さーん」
霧島「はいはい今開けるね。」
雷「お昼食べてないけど大丈夫なn...」
電「うわぁぁぁぁ」
電「凄い数の栄養ドリンクなのです。」
雷「ちょっと大丈夫?」
榛名「大丈夫ですよ。」
電「目が赤くなってるしクマができてるのです!大丈夫じゃないのです!」
電「もう寝たほうがいいのです。」 榛名「ならだれが提督を見守るというのですか?」
霧島「私が変わるから!」
榛名「ならお願いね。2時間だけ寝るから。」
雷「一緒に寝てもいい?」
榛名「いいですよ。」
電「姉さまだけずるいのです!」
と言って電は榛名の背中に抱きついた。
スヤスヤ 電「寝ちゃったのです」
雷「よっぽど疲れてたのね。」
霧島「さ 提督を見守りますか!」
その時誰も気づいていなかった。
この何気ない風景がとある艦娘の闇を膨らませていたことに ???「なんで!? なんであいつだけ慕われてるの!?」
???「なんであんなヤンデレ高速戦艦が慕われてるのに」
???「私は誰からも避けられてるのよ!!!!!!!!」
???「あいつもいつも私を出し抜いて」
???「ダメ提督製造機? 提督略奪機の間違いでしょう?」 ??「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さなイ許さナイ許サナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ」
???「フハハハハハハハハハハハハハハハハ」 二日目 俺はコミケ会場にいる。昨日あれほどうるさかった榛名からのline
も来ない。それになぜか榛名に電話しても圏外になってしまう。
何かあったのかと思ったが、忙しくなったため気にも留めなかった。 俺は気づかなかった。
鎮守府であんなことが起こっていたことに。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています